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ランドセル徹底解剖

目次

ランドセルのバラシ作業工程

このように、全ての縫い目をほどいてバラします。

外側の縫い目から!

まずは、外側の縫い目を全て手作業でほどいていきます!
作業は、リッパーという裁縫の工具です。
糸が太く、きつく塗ってありますので、リッパーがよく折れてしまいます。
この部分を外すと、背中に当たる白い部分(肩ベルトも)がカパッと外れます。

めくる蓋を外します。

ここも、順番にほどいていきます。
ランドセルのデザインによっては金具や持ち手があり、非常にほどきにくい箇所です。
この2列の縫い目をほどけば、めくる蓋が取れます!

合わせ部分のガードを外す。

この部分も、丁寧に1つづつほどいていきます。
この部分は、しおりのヒモなどに使う場合があります。

側面上部を外す。

この部分をほどくと、サイド上部の丸まった個所が外れます。
この部分からは、ペンケースの横の部分や肉球キーホルダー、丸形キーホルダーなどが作れます。

ランドセルの底。

底についている、プラスチックを外す為、留めてある金具を外します。
この金具を外すと、ランドセルのカギの部分の金具も外れます。

横のフックなどを外す。

側面の、給食袋などをかけるフックなどが付けてある金具を外します。
ランドセルによって、色々なカシメという金具で留めてあるのですが、なかなか取れにくくて困るものもあります。

側面を外します。

この側面を外すと、全てが平面になります。
一気に、バラバラ感が出てきます。
この横の革からは、色々な物が作れ、折財布や小さな財布なども作れちゃいます!

内装をめくる。

ランドセルによって、さまざまな模様がある内装。
もちろん、これも丁寧に剥がし、しおりの裏や印鑑ケース、ボックスコインケース、名刺入れなど様々な内装に使われます。
紙やビニールなど一部使えないものもございます。

横のステッチをほどく!

このステッチも、一針ごとにほどいていきます。
結構、根気のいる作業です。
このステッチをほどくのは、革と芯を分ける為です。
横の革は薄く、芯に貼ってこのステッチを縫っています。
ですので、芯を取る為にはステッチをほどかないと取れません。
中には、お花模様の刺繍などもあり、芯を取ってから刺繍を縫い直したりいたします。

外れました!

写真が、革と芯になります。

ポケットの部分をばらします。

さあ、もうすぐバラシ作業が終わります。
ポケット部分上部のガード?を外します。
こちらも、しおりのヒモに使う場合があります。

ポケットを外す。

裏からほどける場合は、裏からほどきます。
間違って、革を傷つけない為です。
ここなら、少々ひっかけても芯なので問題ございません。

ポケットのマチを外す。

このマチからも、色々な物が作れます。
四角キーホルダー、ベルトループ、コードホルダーなど細長いものが作れます。

ファスナーを外す。

ポケットのファスナーを外します。
当社のペンケースは、このランドセルの物を使って作ります!
様々な持ち手があり、ハート、リボン。野球ボール、バット、キャラクターなど各メーカーも凝っています。
ペンケースが無い場合には、ベルトループの二重リングに持ち手だけ付けたりいたします。
ご希望で、言ってくださいね!

バラシ作業終了

やっとバラシ作業が終わりました。
色々なパーツが使われていますね。
丸めて洗濯バサミでとめているのは、織り込んでいた個所をこうやって平らにして丸めとくことで、裁断する時などに折ってあった場所が平らになるようにしています。
作業としては、この後汚れを取って裁断に入っていきます。

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