ランドセルリメイクのプロが教える!後悔しないランドセルの選び方
ランドセルは、お子様の成長を共に歩む大切なパートナー。
だからこそ、慎重に選びたいですよね。
この記事では、長年ランドセルのリメイクを行ってきた職人が、素材、機能性、デザインなど、
様々な角度からランドセルの選び方を解説します。
専門家の視点から、お子様にぴったりのランドセルを見つけましょう。
目次
- ○ ランドセル選びのポイント
- ・1. ランドセルの耐久性と素材
- ・卒業後、ランドセルリメイクをしたい場合のおススメのランドセルは?
- ・2. ランドセルの重量
- ・3. ランドセルのフィット感と背負いやすさ
- ・4. デザインとカラーバリエーション
- ・5. 機能性と収納力
- ・6. 価格とコストパフォーマンス
- ・7. 保証とアフターサービス
- ・まとめ
ランドセル選びのポイント
お子様に最適なランドセルを見つける方法
ランドセルは、小学校に入学するお子様にとって欠かせないアイテムです。ランドセル選びは、親にとっても一大イベント。耐久性、デザイン、価格など、さまざまな要素を考慮する必要があります。今回は、ランドセル選びのポイントを紹介し、お子様にとって最適なランドセルを見つけるお手伝いをします。
また、ランドセルリメイクを前提にランドセルの選び方も、職人の立場からアドバイスいたします。
1. ランドセルの耐久性と素材
天然皮革(牛革・コードバン)
長所: 高級感があり、耐久性に優れています。使い込むほどに味わいが出るのが魅力です。
短所: 重量があり、価格も高めです。雨に弱い場合もあります。
合成皮革(クラリーノなど)
長所: 軽量で防水性が高く、扱いやすいのが特徴です。デザインのバリエーションも豊富です。
短所: 天然皮革に比べると耐久性に劣ることがあります。
卒業後、ランドセルリメイクをしたい場合のおススメのランドセルは?
よく、クラリーノなどの合成皮革でもランドセルリメイクは可能ですか?とご質問がございますが、問題なく可能です。
ただ、リメイク後の製品の耐久年数は天然皮革とでは全然変わってくると思います。
天然皮革は、手入れをきちっとすれば使い方にもよりますが、一生に近いぐらい使えますが、合成皮革は、15~20年ぐらいが限界だと思います。
私自身が、息子の合成皮革のランドセルをランドセルリメイクして使っていましたが、6~7年で使えないようになりました。
卒業後、2年ぐらい保管していた期間がありましたから、小学校6年、保管2年、ランドセルリメイク後使用7年、合計15年で限界が来ました。
こういった経験を踏まえて、卒業後ランドセルリメイクを絶対にしたい方は、天然皮革をお勧めいたします。実際に、仕上がった製品の出来栄えは天然皮革の物は、上質です。
1年生の小さな時期は、重くてかわいそうと思うのが親心ですが、体力のある子に育つ、足腰が丈夫になるなど、ポジティブにとらえてみてはどうでしょうか?
2. ランドセルの重量
お子様が毎日背負うものですので、軽量であることが最善です。特に小学校低学年では、体がまだ小さいため、ランドセルの重量はできるだけ軽いものを選ぶと良いでしょう。
ただ、前項にも書きましたがランドセルリメイクをするのであれば、天然皮革の中で軽めの物をお選びください。
3. ランドセルのフィット感と背負いやすさ
ランドセルの肩ベルトや背中部分のクッション性も重要です。フィット感の良いランドセルを選ぶことで、肩や背中への負担を軽減できます。実際にお子様に試着させてみて、背負いやすさを確認しましょう。
4. デザインとカラーバリエーション
近年では、デザインやカラーのバリエーションが豊富です。お子様の好みや学校の規則に合わせて選びましょう。また、反射材付きのデザインは、安全面でも優れています。
5. 機能性と収納力
教科書やノート、文房具などを収納するため、ランドセルの収納力も重要です。ポケットの数や配置、開閉のしやすさなど、実際の使い勝手を考慮しましょう。
6. 価格とコストパフォーマンス
ランドセルの価格は幅広く、一般的には3万円から10万円程度が相場です。価格だけでなく、素材や耐久性、機能性を総合的に考慮して選ぶことが大切です。
7. 保証とアフターサービス
ランドセルには6年間保証がついていることが多いですが、保証内容を確認しておくことも重要です。修理やメンテナンスのサービスが充実しているメーカーを選ぶと安心です。
まとめ
ランドセル選びは、お子様の成長を支える大切なプロセスです。耐久性、重量、フィット感、デザイン、機能性、価格、保証の7つのポイントを考慮し、何を重視するのか目的をはっきりし、お子様に最適なランドセルを見つけましょう。実際に店舗で試着することもおすすめしますし、インターネットのレビューや口コミも参考にすると良いでしょう。
ランドセル選びが楽しい思い出となり、お子様の小学校生活が素晴らしいものになることを願っています。